始まりはいつも
始まりはいつも突然だ
2022年12月17日
かかりつけの近所にある脳神経外科医院での受診がその始まりとなった
そもそもなぜ脳神経外科医院に通っていたのか
2021年3月に時は遡る
鼻詰まってるし肩が痛いし頭が重痛い感じだし脳神経外科医院でも受診してみようかな
脳ドックにも行ってないし頭のMRIもたまには撮ってもらうのもいいかも
という軽い気持ちから受診してみることにした
血圧測って血液検査して頭のMRI撮って問診という想定内のものである
そのときは少し血圧が高いですね,半年に一度くらいMRI撮りましょうかなどと穏やかに終わったわけで…
僕としても脳ドックを受けるより保険医療で頭の検査ができれば経済的にも優しいしということで,かかりつけとして定期的に受診することにした
そういった経緯からこのストーリーの始まりとなるMRI画像は2022年10月撮影のものである
さて2022年12月17日に話を戻そう
その日いつものように,僕的には血圧を下げる薬を処方してもらうために,近所のかかりつけ脳神経外科医院の定期受診に赴いた
いつものように受付して,看護師さんに血圧を測ってもらい,お変わりないですかといつもと同様の会話をして,問診となった
問診する医師は大学病院から外勤で診療に来ているH医師である
血圧は良好ですねと穏やかに言いながら,モニターに映る僕の最新MRI画像をコロコロと画面を切り替えながら眺めている
これ動脈瘤ぽいよね
この画像ではハッキリしてないようだけど
画像,大学病院に持ち帰っていい?
僕は脳血管が専門じゃないから,大学の脳血管の専門医に診てもらっていい?
突然である
突然の発言に頭が追いついていない
僕に言ってるのか,ここのスタッフに言っているのか,それも不明である
問診は終わったらしく,へ,はい,と頭の悪い返事をして待合室に戻る
すると問診に立ち会っているスタッフが側にやってきて,先ほどのH医師の通訳をしてくれる
この前撮った画像に動脈瘤かもしれないものが写っているようなので大学病院に持ち帰る
脳血管の専門医に画像を診てもらい,その結果を当医院の先生に伝えるので,当医院から連絡を入れますから
ということらしい
はい,はいと素直に聞き,無意識に翻訳された連絡事項を声に出して再確認している
何気に動揺しているのだろうか
どれくらいで連絡をもらえますか?
大学病院から連絡があればすぐに電話入れますね
と曖昧な返事によろしくお願いしますとしか返せないところがやはり動揺している?
ストーリーが始まってしまった
僕はああ動脈瘤ねえと悶々としながら電話が鳴る時を待つことになってしまったのである